私は限られた時間の中で芋虫になった よくしゃべる芋虫になった 時間に蓋をされて 私は 徐々に 芋虫の中で別のものに変わっている 芋虫の中に入っている自我を持った何かは外から見ると芋虫なのだろうか 私は芋虫の中でこいつは芋虫なんだと暢気に構えている。 身体が 絵の中に 描かれるような感覚で 芋虫の中にしみこんでいく 私は 芋虫の中に描かれ直した感覚で 染み込んでいく 私がそこに芋虫として固定されて そのまま私は 風も流れなくなるような感覚で 何か少し前はもう少し考えたりできていたと思うんだよな。 思いつくことはある。でも思いついたことが自分で理解できなくなってきた。 思いついたことの予感はあっても 芋虫にできないことは 忘れていくような感覚で 思いついたものの形が自分でもわからない。 やりたいことや願いや思いが徐々に芋虫範囲のことにおさまっていって。 芋虫にはできない予感や感覚はだんだんあまり閃かなくなっていって 芋虫を下にみているわけではないんだ でも前の自分からどんどん離れていって。 そういう 強い うねりが私を 襲い 私は 限られた時間の中で 芋虫になった だから歌を歌います 予感も時間も飲み込んで わたしは歌を歌います。 魚の骨を食べました。 魚のほーねを食べました。 月夜の晩に魚の骨を たーべ たーべ 食べました 月夜の晩に みんなと一緒に 魚の骨を 食べました。 たーべ たーべ 食べました。 暗さの卵が割れました 暗さの卵が割れました 闇夜の晩に暗さの卵が わーれ わーれ 割れました 闇夜の晩に みんなのなかで 暗さの卵が 割れました わーれ わーれ 割れました たったら るるる るったった るっるっと つるる るったった たつ かける くらう 伸びる 減る たつけるらう かく かくかくかく いつもの水を飲みました いつものみーずを飲みました 眠りに落ちる 少し手前に のーみ のーみ 飲みました 不思議な晩の 素敵な月と いつもの水を飲みました のーみ のーみ 飲みました 星の涙と人の言葉でねじれた気持ちを超えました こーえこーえ 超えました。 僕、何の楽器も演奏できないけど、歌!歌つくってるんですよ。童謡と呪いの中間のような歌を。だから歌詞を公開していきます。そのうちliveとか色んなとこで歌う。
ほとんどカツオ節 ほとんどカツオ節ですよ ほとんどカツオ節ですよ それがね バラの香りのする カツオ節だとしたら (上記ループ) ぬめりのいい青が見つかった
だから私は青に潜んだ 身体を青くするために 青を身体に擦り付け舐め叩き抱き嚥下する 青にしばらく身体を預けるんだ 私は目を青に渡した。 (謎夜 8089夜目より抜粋) |
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1月 2021
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