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詩

謎夜 提灯

3/30/2018

 
お祭りの夜の提灯は草の夜と箱の夜が入ってる
冷たい水は皮膚の夜が入ってる
ゆたっぽゆたっぽゆったっぽ。
夜を失い夜を得て

ふきっぽふきっぽふっきっぽ
私は動かず夜は乗る。

(謎夜 514夜目)

謎夜 フライパン

3/30/2018

 
フライパンを温める。
パンケーキを焼く。
プツプツ穴が出来てきた。
覗くと全部が違う夜。
          ふわふわ。
ひっくり返す。

夜1つになる。
1つの夜に隠れてるいっぱいの夜。
ふわふわな夜 ふわふわが夜
(謎夜 20602夜目より抜粋)

謎夜 ワニ

3/30/2018

 
ワニが生えた。
まずい。
網戸の掃除をし忘れたからだ。
それとも玄関掃除をしなかったから?
ワニは全部やってしまう。
とことん家を綺麗にする。
だからワニが生えるのは気がひける。
今からちゃんとする。今からちゃんとする。


(謎夜 164夜目より抜粋)

謎夜 裏謎

3/29/2018

 
ひっくり返して、遊んで、同じものをまたひっくり返しても
表には戻らない。
同じものには戻らない。まだ裏だよ。

(謎夜 裏謎1夜目より抜粋)

謎夜 「わ」

3/27/2018

 
土鍋に蓋する。
廻すと夜 開けると廻る 廻ると夜
(謎夜 36670夜目より抜粋)

謎夜 あの人たち

3/27/2018

 
あの人は星を宿してる

あの人は闇を宿してる

あの人は海を宿してる

あの人は月を宿してる 

あの人は嘘を宿してる

あの人は愛を宿してる

​あの人たちは夜になる。
(謎夜 40303夜目より抜粋)

謎夜 無月

3/27/2018

 
月がのぼってこないから僕は右に夜は左に星は真ん中水は空
炎は山に魂は木に。
ニゴリウマが七竈。キンポウキンギョが土を掘る。
遠くの方から恥ずかしそうに月が来た。
みんな笑う。
(謎夜 10000夜目より抜粋)

謎夜 星の蜜

3/27/2018

 
星の蜜を集める季節。
星から垂れた蜜をまずは空気が受け止める。
木は空気をかき混ぜて、蜜はそこを通って純度を上げる。
木をつたう蜜は星みたいにキラキラ光って地面の手前で空に落ちる。そこを集める。
星の蜜は飛べる。
(謎夜 9421夜目より抜粋)

謎夜 着る

3/27/2018

 
サボテンを着た。静かにする。
サボテンを脱いだ。静かにする。
今はどっち?夜のこと。
(謎夜 30101夜目より抜粋)

檜の夜

3/19/2018

 
忘れ物3つ、染み1つ
落し物6つ、染み1つ
裂け目の中に腕1つ。
憂いの中に骨1つ
屈んだ身体に息1つ。
(謎夜 1567夜目より抜粋)
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    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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