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詩

謎夜 どこから

9/27/2019

 

焦げ目があった。 
触る。焦げ目が付いた。
こする。焦げ目広がる。

私全部焦げ目になった。

他の場所触る 焦げ目が付いた。


夜全部触ったたくさんたくさん。




私茶色 この夜も

私茶色になって 焦げ目になった 

どこまでも
(謎夜 961夜目より抜粋)


謎夜 暗くしない

9/26/2019

 
          集会所     集会所

          夜が伸び切る集会所

暗くしない 緩くしない 温くしない

(謎夜6071夜目より抜粋)

水星逆行

9/26/2019

 
今日からちょこちょこ、9月に加賀谷香さんとdance show case in dbb vol.9に出演するために描きおろした詩をUPしていきます。
 
 
まずはボツにした奴から。
 
ボツシリーズ①
「水星逆行」 
ボツ理由→詩のイメージが強すぎて全体のバランスから外した。

 
 
水星逆行 
 


野菜を切ったときの形とか。拾った石の形とか、コーヒーに入れたミルクの渦とか。影の色の濃さとか、花の揺れ方とか。
 
 
 
今日は同じ数字をやけに見るなとか同じ言葉をやけに見るなとかたまたま開いたページから。
 
 
誰かが着ているTシャツから、どこかから流れる音楽から、通りすがりの人の会話から。 
 
 
理由はなく。偶然ではなく。
 
 
内在する世界の形が可視化されている感覚がいつもあって。

全部が何かのメッセージだと思えるし
全部が何かのメッセージにしか思えない。
 
 
基本的に自分の言葉はそこから始めることにしている。
 
 
自分の意思だけど自分で見つけたわけではない、内在しているけれど、外側に点在している確信に満ちた感覚が流れたときに見つかった言葉。


水星逆行の話を聞いたのはその日のことだった。
 
 
普段だったら聞き流してしまうようなタイミングで、
 
 
その言葉が湧いて降ってきた。
 
 
 

天体の逆行。 
 
 
ものは同じ速度で同じ方向に走っていれば、止まっているように見える。 
 
 
 
でもこちらのほうが早ければ、相手が後ろに下がっていくようにみえる。 
 
 
 
地球も、他の惑星も、同じ方向に太陽の周りを回ってて、スピードが違うから、それでたまに逆行しているように見える時期がある。
 
 
 
水星が逆行すると、過去との距離が強くなるらしい。
 
 
 
 
だから、強く考えてみる。過去のことを。少し前のこと。
もっと前のこと。身体に流れている自分が生まれる前のこと。
 
 
 

きっとまた。過去が少し変わるだろう。
例えば前からくるだろう。
 
 
同じくらい。
 
 
自分の言葉が変わるだろう。例えば早くなるだろう。

 
 
いつか過去になる明日のことも考える。
 
 
きっとまた、私は過去になるだろう。
 
 
同じくらい、私は明日になるだろう。

 
 

自分の意味が変わるだろう。例え言葉を忘れても。
​

玄米茶

9/22/2019

 
レンガの風味で
パラソルのっけて
乗っけたパセリにレンガをのっけて


レンガのチーズで
お電話頂戴
容体どうだい
コレント納得
サービスイカレタレンガの風味で
噴水スイッチ、アンドレ、三択

レンガの風味でお庭にちょこちょこ
ぽこぽこ醸造レンガのお知らせ
お知らせ上手はぽこぽこひっぽこ
ころころ転がる器で裸の画廊だ

入った走った嬉しい紹介
レンガと個体の寄り切り押し出し

レンガの風味で封印風景
丸めてままでは縮めぬ黒猫
赤猫乗っけたレンガの父さん

母さん蛙で、爺さん梯子、レンガの風味はいつも
引き分け、引き分けひき肉引き渡し今夜のスープは
お預かり

OK.そこは深い

9/21/2019

 
青い円がころりと並ぶ白い場所


私はそこに入ったり、私はそこを覗いたり

私はそこから出たり、私はそこから見上げたり
その場所は汚れない その場所は途切れない
あれは昨日のことだった。あれは子供のころでした
70年後のことでもあるか さっきのこれからいままでのこのさき
 
 
青い円がいくつも転がる白い場所
青い円で白い場所に。白い場所は青い円に。
私には白い場所でいくつも揺れる青い円
 
誰もいない時間 誰もしない時間
 
青と白と私 身体を広げる 青と白と私
 
私はここで人と会う。青の人間に会う。
それはきっとここ・過去・明日。
 
青い円 赤いものが出てきた



青い円 黒いもの出てきた
  
その真ん中に乾いた葉っぱがひらり
まばたきしてはらり
 
そこに私は覆いかぶさって それでおしまいの日。
 
 赤と黒は流れるまでそこにいる。
 
 
やはり白い場所に青い円がいくつかあった。
深かったり浅かったり。

薄かったり濃かったり。
その青で自分をうまく消していく
 
その青は星 その青は声
 
その青は私。ただ私の一つの呼吸。



その青はどろんこ
その青はおままごと
その青は楽しい夏の日別れた雨の日。
 
さよならのつばさ
おはようの重さ
また会おうねの歯ごたえ
 
私だけまた来るね。青の中にまた。
そんなことはできないという青のカタチ。 
 
深い 梵 止めれない
 
いつでもあるわけじゃない
 
 
白い場所は少し硬い 白い場所は少し厚い
白はねじれて時間に浮かぶ
 
 
 
凍えることでしか温度を感じられない日
 
青い場所は私を深く沈めてくれる
 
楽しいことでしか満たされない身体で
青い場所は私の瞼を優しくあける
 
青い場所で私はいつも救われたふり
傷ついてないと思い出す
 
 
浅くても深くても
広くても狭くても
薄くても濃くても
青の中に入るここに私。ある私。青私。
 
私は青を見る 白い場所に 丸く散る 青の中で身体を使って青を見る
 
 
全員の青を通って私はどこかで青になって。
 体を使って青になって。
 
友達になりたい あなたのことを私は友達と呼びたい。そう目で青に伝えた
 
深い 梵 止めれない
 
私の足をすごい速さで青が動かした日。指の付け根がすべて青く染まった日。
 
 
OK ここは深い

謎夜 峠

9/18/2019

 
名前がわかると収束される
名前がわかると収束される

私の名前がわかると収束される

(謎夜 3082夜目より抜粋)


謎夜 季節

9/18/2019

 
季節ごとに生えた身体が消えていく。

楽しそうな身体。寒そうな身体。

色んな夜に置いた身体が消えていく。

冬の身体はもうすぐ消える
春の身体はもう透けている
夏の身体はもう遠くにいった
秋の身体は生えていく。

生えていく生えていく。生えていく生えていく。
消えていくものもまたすぐ生える。夜は巡る。

(謎夜3444夜目より抜粋)

謎夜 仲良し

9/18/2019

 
見せる見せる。
たくさん見せる。
一緒に見に行くたくさん見せる。
色んなモノを見る見せる。
一緒にたくさん見る見せる。
夜は向こうまで。向こうの果てまで。
夜に果てはないのでずっと見る見せる。

(謎夜 470夜目より抜粋)



​

謎夜 絵虫

9/17/2019

 
絵虫を3匹飼っている

羽化すると絵になる。

たくさん景色を見せる。たくさん色を見せる。
たくさん一緒に遊ぶ、たくさんの感情を見せる。

もうすぐさなぎになりそうなのもいる。
どんな絵になるのだろうか。

沢山飼いたい。
でもこれ以上飼うと、自分が絵虫になってしまう。

(謎夜209夜目より抜粋)


謎夜 二乗の夜

9/17/2019

 
ここはすべてが二乗になる²

 「ね²」   「桃² 」
    「て² 」
 「6時² 」 「朝² 」
「鉄²」「波² 」「窓²」「地平線²」

身体²も心²も夢²も海²も星²も何もかも²が二乗²になる夜²

(謎夜5681夜目より抜粋)


謎夜 絵虫
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    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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