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詩

謎夜 太陽の国の羅針盤

8/31/2019

 
目を瞑る   いきわたる
  
      
      追いかける 水を差す     
 

 潜る 土を編む


   熱を放つ 溶ける

澄み渡る あげつらう さしせまる さししめす

  ピロータイト タイチンルチル ほたる石
 
  潜む 進む 巡回  じゅんかーい 巡回    

わたしには 分からない法則で


    いつも夜を指ししめす


(謎夜 7606夜目より抜粋)



謎夜 はむ

8/31/2019

 
パンの中に入る


私、パン

私パン

誰が食べてくれるかなー。

時々空けた穴から外をみる

どんな味かなー。

(謎夜 842夜目より抜粋)

謎夜 ななめ

8/31/2019

 

黒いシャツが揺れている

白いシャツは受け止める

反復の中わたしは1人で半分揺れて半分青く受け止める

(謎夜 5104夜目より抜粋)


謎夜  出会う

8/10/2019

 
水色の け が 遊んでる。
淡紅藤色の ゆ が お尻をふってる

もうすぐ出会う


私は頬を白らめる

(謎夜 1725夜目より抜粋)

謎夜 対峙

8/10/2019

 
単管が居た。単管と私が居た。

単管はただ居る。触る。怒らない。大丈夫そう。

私は単管を立てたり、斜めにしたり、宙に浮かべたりして、

光を色んな場所に置いて色んなところに影を出した。

単管の輪郭が知りたくて。


たまに絶対にそんな影出ない影出た。

翼だったり、足だったり、木だったり、クジラだったり、果実だったり。


単管の輪郭まだまだ探す。ずっと探す。

(謎夜 4381夜目より抜粋)

謎夜 這う

8/10/2019

 

ライトが居た。

ライトは芋虫のように伸縮しながら這っていた。


私はじっとそれを見る。


ずっと着いていく。


テクテクテク。


ライトは急に止まり、もぞもぞして、上に向かって伸びて、

90度に曲がって先を照らした。

夜の先の先の先まで照らす。

光はまっすぐ進む。広がらない。衰えない。

光は触れた。乗ってみたりする。歩いてみたりする。


ライトはまた進む。

ずっと着いていく。


テクテクテク。

ライト、急に振り返って私を照らす。


そしたら私はどの夜でもないような不思議な場所に居た。


水に墨を解いて混ざっていく途中みたいな場所。


浮いている。うねっている。
ライト、泳ぐように進む。

私の周りをぐるぐる回る。

ライト、回りながら、外の色んな方角に向かって

チカチカ点滅してる。

私は浮いている。あんまり自由に動けない。

ここでの動き方わかんない。浮きながらライトのことはずっと見てる。


しばらくすると元に戻った。

最初にライトを見つけた場所。



元に戻ったのか?
ちょっと違う気がする。あんなところに木があったっけ?
あそこに歌って生えてた?


ライトは先にいっている。

ずっと着いていく。

テクテクテク。

ライトがたくさんいた。

二列に並んでいる。


一個だけ空いた場所に私が着いてたライト収まった。

ライトたちは、もぞもぞして、

上に向かって伸びたあと、90度の形に曲がり下を照らした。


私のために用意された道。

私はそこを歩く。ずっと先まで。


先までライトたち居る。

私が通り過ぎた両端のライトたちは着いてきた。


また私を通り越して、道の先にいって照らしてくれるライトもいる。

ずっと足元すりすりするライトたちもいる。

嬉しい。


ずっと着いてきてね。


(謎夜 4381夜目より抜粋)

謎夜  咲く

8/10/2019

 

内圧を高めた。


爆発させずにいくつもの夜を渡る。



開放する夜が来た。


肩がぶるぶると震え、腰がぐるぐると回り、足はグニャグニャ。

  kijomlaktfb


聞いたことのない言葉のような音一緒に頭から虹が出た。


虹の着地点にはもう一人私がいる筈。


その間にあるいくつもの夜を渡って。

私はそれを拾いに行くんだ。



(謎夜7801夜目より抜粋)

謎夜 月の抜け殻

8/2/2019

 
月の抜け殻を運ぶ


粉にして山が隠してた氷で溶くと薬になる


星で濾過した水をかけると服にもなる


焼いても煮ても蒸してもおいしい


月の抜け殻が落ちていた場所には必ず月の涙が落ちている

それで色を塗ると月になる。

(謎夜 2288夜目より抜粋)

謎夜  夜爪

8/2/2019

 

新月に爪を植えた。水をやる。

爪は植えたら長めの糸をつけておかないといけない。
それを近くの木に打ち付けておく。

たくさん植える。回りの木に200個ずつ打ち付けておく。

収穫のとき、またここに来る。

爪は畑の中を進んでる。地面が面白い。
波みたいになってうねうねうごく。

目が回る。お気に入りのマニキュアを木の近くに置いて
近づいてきた爪だけ刈り取った。


今の爪を見つめた。火がともる。刈り取った爪がそこに乗った。
同化した。

後の爪、糸を切って逃がす。

爪は夜を走る。

いつか私のところにまたくると思う。

(謎夜 5058夜目より抜粋)

謎夜 ぽろぴれする

8/2/2019

 


ぱらぽろ ぴれぱら ぴれぽろ ぱれん

ぽらぱれ ぷれぱれ ぴろぱら ぽれん

 ぷらぽ ぱらぷんぴれるり ぺれん

 ぴれり  ぽろぴれ

 ぴれぽん ぷろろぱ 

ぽれっぷっぽれぽれ ぺりぺりぺれぴん

ぱらぽろ ぴれぱら ぴれぽろ ぱれん!


  身体 次々 降ってきた 


(謎夜 13003夜目より抜粋)

    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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