大きな月が大きな穴から出てきたようだ。 出てきたところは見ていない。 私に音は聞こえない 私は今耳が聞こえない どこからか小人が出てきて私の体をこじ開けて 綺麗な水を流し込む 月は静かに黄色くなった 小人は歌を歌ってる 遠くの方で近くの方で (謎夜 1923夜目より抜粋) あんな ぺーちゃん 点滴してんねん なんかな これな ニンニクの匂いすんねんね 元気になるんかな 元気になる匂いするねんね でもな 血管が痛いねん どないなっとんねん 怒ってるねんで ぺーちゃん 元気になるかな 怒って元気になるといいな 輪廻をつくる 輪廻の実をもいで 干して 月の無い夜に月の話を聞かせて 音の中で燃やして 大きな水に溶かして しっかりと身体の声を聴きながら輪廻をつくる リンネ リンネ 凛音 凛音 この夜で輪廻をつくって私は旅に出る準備 この夜が輪廻をつくると 私も誰かの夜になる 小さく耳元で「リンネ」と、凛音が聞こえたら もうすぐ私は眠くなる (謎夜 9833夜目より抜粋) 両腕に海がなつくので肩を回して歌います。 ビスケットを星にしていたら祈りが踊りだしました。 水晶の鳥は瞬く間に満月に 鏡の獣は優しい風に 笑う 笑う ぽりぽりと 笑う折り目がついた夜 (謎夜 2398夜目より抜粋) |
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1月 2021
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