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詩

謎夜  湖の真ん中で

4/30/2020

 
玉作りを始めた

ねじる 止める 一晩寝かす

沸かす 叩く ひたすら磨く


この先は作ってみてのお楽しみ

続きは別の夜にある

(謎夜 6225夜目より抜粋)

謎夜  空き地

4/30/2020

 

空に杭を打つ

ぶら下がる

杭の上に立つ

ぶら下がる  

(謎夜127夜目より抜粋)

謎夜 踊りの夜

4/30/2020

 

人がその意思を持って
動いているのを観ている。

ずっと見ている。

私の頭が身体になるように。

(謎夜 7862夜目より抜粋)

星はみんなみんなひとりぼっち

4/28/2020

 
 
星はみんなとおなじひとりぼっち
 
 
わたしたちはもともと一つのものだった
 
 
おなじぼっちで 生きる から
ゆがみあってもここが世界
 
憎しみや悲しみも調和の一つの形だとして
 
だけど 調和の為に生きてるでもなし 
 
何が起きても 調和の一つの形だし
 
みんなみんな抱えて おなじぼっち
 

 

謎夜  回路

4/28/2020

 

キャベツの中でかしこいふりをしています。
キャベツの中でかしこいふりをしています。
私は露になりました。

キャベツの中でおとなしい子をしています。
キャベツの中でおとなしい子をしています。

お出かけ前の作法です。

(謎夜8307夜目より抜粋)

謎夜  せせらぎ

4/28/2020

 

くるぷ  ふぁいる

かるぷ  ぽるる
 
そぬ そぬ ぷちぷ ぱ

(謎夜 7499夜目より抜粋)

謎夜 酒匂蟹

4/28/2020

 

机の角をこうやって
机の角をこうやって
机の角をこうやって

こっちの方に
こっちの方に
角をずらして連なって

これなら いいよ
これなら いいよ

机の角をこうやって
ずらして外して重なって



(謎夜  861夜目より抜粋)

月と音楽が歌う夜

4/26/2020

 
 
74spm 
 
こには歌が流れていた
 
静かな世界の静かさを歌った歌が
 
銃弾と怒号が響く中でも誰にでも聞こえるくらい
 
 
静かにはっきりと流れていた
 
 
私はそれを見ていた 歌が世界に流れていくのを
 
 
歌が流れている連続した瞬間を見ていた いくらでも分割できる時間を見ていた
 
聴くことができていたとは思わない
 
綺麗だった 音楽は 今僕が居る世界を すごくうまく なめらかに 滑っていく
 
どんな世界でも抵抗も摩擦もなく滑って流れていく
 
音楽が流れた世界は音楽を受け入れるしかないように見える
私はそれを見ていた。じっと。
 
 
あの人はいった 
「歌の世界に居なさんな、
 
お母さんはいい人だった。わかるよな。
 
お前のお母さんは凄くいい人だった」
 
67FRB
 
信じたものは崩れ去ってしまった。
 
あーこの人は嘘をついている
 
僕にとって この人の美化した言葉は嘘になる
 
僕はこの言い方で世界をおさめようとはけしてしない。できない。したくない。
 
音楽と歌に嘘をつくことになる
 
「僕は映画が好きです。なんでかと言われてもわからないけれど。
人が思いついた人生の心配より自分の人生の心配した方がいいかなとも思うんだけど」
 
音楽が好き?愛している?愛してるよ
月みたいな意味で?月みたいな意味で。
 
僕が作った計画で、脱出できるけど君は来る?
 
 
緑の目から花が溢れた。
 
ここから始めようと思った。
 
物語を描き始めます
 
外に出て、私が踊り始めたところから。
 
 
(終了)
 
 
 

謎夜 小説から来た

4/26/2020

 
ここはふかくてくらいせかい
たまにくる

ここはふかくてまるいせかい
たまにくる

(謎夜 9837夜目より抜粋

謎夜 草原の暮らし

4/26/2020

 

小さな小屋に住む。 

私の家ではない。


誰かの暮らし、誰かの魔法


まず窓を開ける、空を見る。


それから?


キッチンで水を飲む。


それから?


傷を触る。息を吐く、部屋に戻る、ベッドに転がる。


それから?


私の暮らし。私の夜。


窓を開けると別世界。


パズルがそろって別世界


(謎夜 3294夜目より抜粋)




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    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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