覚えることはないんだ。 考えることはないんだ。 そう思っている。 覚えないならなんとなくこれだなーということはわかったと思います。 絶対にこれじゃないなというのも伝わったと思います。 今どこから流れました? 今どこから奏でてました? それいつから止まりました? 覚えないなら 目を閉じないでください 中の奥からあなたが腐る前に あなたにだってあったキレイなものを中の奥からあなたを裏返してたしかに私がいただきますから。 起こっている色 見えている音 抱えてる血 そばにいる癖 前 足上の身体 青空は渡る 頭元の位置 流る流るる るゝ るゝ るゝ 下 ちろちろの華 ふわふわと織る 的確な世界 あやふやな場所 仕える月の画力 私の仕える月の画力 世界を雨でとじてみる
ふんわり雨でとじてみる 雨で世界が閉じられて、全部繋がり みんなが見える 私は雨で閉じられて 顔はにやけて身体が溶けた。 (謎夜 8211夜目より抜粋) 一つ一つの繋がりの
ネジがゆるんだ水を飲む 一つ一つの繋がりの タガが外れた空を見る 一つ一つの繋がりの 意味を忘れた音を読む 人一つの繋がりの 名前が揺れる揺れる笑う。 そのときは見つからず そのときは横にいる 日取る日取るの連なりで 日を取り回る夜の声 (謎夜 6408夜目より抜粋) 寝ころんだ。 目が合った。 それは全身が目。 私はそれを見る それは私を捉える。 私は覗き込む。 それは私を掴み取る 優しくもなく冷たくもなく。 ただ全身が目。 深い目に見られてる。 (謎夜 2759夜目より抜粋) 私の周りで音を立てないでね。私も今死んでるから。 優しい気持ちで時間を瞑っているから。 ゆっくり死を閉じ込めるため 目を閉じているから。 たくさん音があると目を開けちゃうから。 簡単にね。 だから絶対に音を立てないでね。 不確かな身体を離れて今死んで凄くここにいるの。 絶対に音を立てないでね。 小さい音でも聞こえちゃうと生きちゃうから。 今は生きない。今死んでる。 心配そうに遠くで見てる人がいて 私の過去を覗いて悶えてる人がいて 私は先に死んでいて死んだ自分が全部の私を創っている。 私迎えに行ってくる。私なりのあたたかさで色んなところにいる私を。 私の周りで音を立てないでね。私も今死んでるから。 優しい気持ちであなたを感じているから。 あなたの死を閉じ込めるため。目を閉じて手を握っているから。 音を立てればすぐに生きれるから今は死んでようね。 絶対に連れてきてね私も連れてくるから。 音が鳴ってる
重さがあるから 物が落ちた 重さがあるから。 声が聞こえる 重さがあるから 時間が流れる 重さがあるから 重さがあるから 空を飛ぶ 形を保てる 重さがある。 抱きしめたときの感触も気持ちも 重さがあるから腑に落ちる。 重さここに現れて浮かんで。可愛い。重さ触る。 重さがあるから。 (謎夜 6330夜目より抜粋) 記憶がいた。 記憶はずっとここにいるらしい。 記憶はとても規則正しく過ごしている。 私にはまねができない。 ここにずっといますよ。どんな状況で思い出してもいいように。 最後までここにいます。思い出せなかったり忘れたりしててもね。 私たちはここにいるんです。 そういうと、記憶達は、一斉に歌を唄った。 (謎夜 3478夜目より抜粋) 誰かと思って振り向いたら誰もいなかった、誰かいた 振り向いたら誰もいなかった、誰かいた、誰もいなかった 誰かいた、誰もいなかった、誰かいたのに。 ちょっとうれしそうにする 誰かと思って振り向いたら誰もいなかった、誰かいた (謎夜 2937夜目より抜粋) |
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1月 2021
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