ホーキング博士、宇宙をたくさん語ってくれてありがとう。
たくさんたくさん勉強させてくれてありがとう。 受けた影響は計り知れないけど。 とりあえず、5年前に書いた「言葉の中で世界は踊り、踊る世界に詩が溢れる」 って作品の台本の一シーンが「ホーキング宇宙を語る」に多大な影響を受けてるので そのシーンだけUPします。本当に有難う。 読みにくいけど、このままでいいや。 これは人が演じることで完成する詩です。笑える詩でした。 シーン22 超越者 登場人物 超越者1 超越者2 繋がった生き物が出てくる。 超越者である。 動く。 子供は、空想の世界と現実の世界が未分化で、自己と他者の境もあいまいだ。 超越者とは、子供のこと。 超越者1 「金魚をね。丸い金魚鉢で飼っちゃいけないんだって。」 超越者2「なんで?」 超越者1 「丸いとね。お外のセカイがね、歪んで見えちゃうでしょ。金魚。可愛そうって。」 超越者2 「うん。」 ニンゲンがやってきて、なにかする。 超越者1 「なんてん?」 超越者2 「15点。はしゃいじゃってかっこ悪い。」 体勢を変える 超越者2 「ねぇ。ほんとのことってなに?」 「それ、ほんとにある?こうやって、二人でいてもさ。なんか・・・。ほんとのことじゃない気がするの。」 超越者1 「なに?」 超越者2 「うーん。もういい。うまく言えない。」 超越者1 「なによ。」 超越者2 「なんか怖い。」 超越者1 「泣かないで・・・。」 超越者2 「泣かない。ほんとのこと、嫌い。」 ニンゲンがやってきて、なんかする。 2「 何点?」 1 「うん。70点。」 2 「高い。」 1 「もうちょっとだね。ニンゲン。」 2 「昔ね、太陽って10個在ったらしいよ。」 1 「熱かったぁ?」 2 「んー??」 1 「なんで今は一つなの?」 2 「打ち落とした。弓の人。」 1 「わー。」 2 「でも。その人の奥さんは悪い人だったからね、月にいったの。」 1「 ふーん。月は悪いの?」 2 「月は悪くない。」 一人がしゃがんでいて、一人が立っている姿勢。 1 「怖いことしよ。」 2 「いいよぉ。」 1が2に対して、死を想起させるような象徴的な動き。2反応がなくなる。 2「ふぇっ」(顔と体から文化を消す) 1、2の周りで何かしている。 1「でもさぁ。ニンゲンて、夢を見るでしょ?あれって何でなんだろう。ニンゲン。ニンゲン。ニンゲン。ニンゲン」 しばらくふにゃふしゃしている超越者1 超越者1「いい加減おきなよ」 超越者2「・・・」 超越者1「起きなよ」 超越者2「・・・」 超越者1「起きなよ」 超越者2「・・・」 超越者1「つんつん」 超越者1「つんつん。」 超越者1 「ほんとに死んだの?」 超越者2「ふふふ」 二人、笑いあう 超越者1「じゃあ交代ね」 超越者2「うん」 夕焼け小焼けが空間が歪んでる感じで流れる。夕焼け小焼けって微妙にわからなくてもいいくらい歪ませてもいい。 何かに気付く二人。 1・2「あっ」 1「いこー」 2「うん」 1・2「ニンゲン」 ソファを良く見ると皺のあちこちにウサギがいた。
夜兎だ。コロコロした小さい夜を生んでいる。 起きたばかりなのに・・・。こうなるとしばらく夜だ。 電気を消して。窓を開けてベランダから手を伸ばす。 マックライルカがコチラを見てる。 「月まで」 (謎夜 842夜目より抜粋) 眼鏡を綺麗に磨くと眼鏡の夜。
周りを眼鏡に囲まれて。合わせ眼鏡の無限の夜。 レンズに星が映ってる。流れる星が映ってる。 覗くと眼鏡にかけられた。私は眼鏡の付属品。 (謎夜 5801夜目より抜粋) ネモフィラが咲いていく。
ある場所から順番に一晩かけて咲いていく。 閉じていた目が開いていくように 緑の丘、ゆっくり開いて青いおめめ。 丘一面、見渡す限り青い夜。 これを見るとしばらくはどこにいてもネモフィラが眼球に投影さる。 (謎夜 311夜目より抜粋) 月桂樹を漬けた水をスプレーボトルに入れてカーテンに吹きかけた。
カーテンはしゅそ、しゅそそそと笑い声を上げて床に落ちて伸びた。 鳥の目になった。 鳥の目は瞬きをして月になった。 今日は月のカーペット。お茶をすする。 (謎夜 5096夜目より抜粋) 私は星を捕まえる。年に1度の話しです。
それを溶かすとその日の夜が訪れる。 今日の夜はどこにもいけない。 夜が一個あまるわけだ。私はその夜を捕まえる。 一年に一度だけ。私は違う夜にいる。 一度に使い切らないで残した10年分の星がある。 私が死ぬとき、保存した夜を全部一気に溶かしてみたい。 その夜はいつ? (謎夜 285夜目より抜粋) |
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1月 2021
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