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2/19/2018

 
人は大事な人のことを話すとき、死んでしまった人のことを話すとき、一滴一滴岩から染み出る水のような声を出す。
そのときの言葉がとても好き。愛おしい。自分の身体の一部のような大事な言葉を預けてくれて光栄だ。これはあなたの大事な大事な身体じゃないか。
 
 
誰にも気づかれず居た痕跡を残すこともなく居なくなることなんてできるだろうか。
反対に、誰かにずっと気づかれ続けるなんてことが出来るだろうか。
 
10000年経ったら誰も痕跡はないだろう。
ナポレオンもヒトラーだって痕跡のこってないんじゃないか。
だから、消えてなくならないで。少しの痕跡はあなたが世界を去るときに世界に残す隠し味。
 
 
人が大事な人のことを話すとき、本当に丁寧に言葉を使って搾り出すように話してくれる。
そのときの言葉を愛おしいと思うし、そういう自分の身体の一部のような大事な言葉を僕に預けてくれることを光栄に思う。
 
話したかったらなんでも。話したいようになんでも。
 
痕跡の無くなる用意ができるまでここで言葉と遊んでる。
 
この言葉の痕跡も早くなくなりますように。この言語が使われる限り痕跡の無いままずっと使われますように。

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    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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