好きな人のことを好きだって思ってる時間ってそれだけで楽しかったんです。
あれ?今まで白黒の世界にいたのかなって思うくらい鮮烈に毎日が楽しいあの感じ。 全部が目になって、耳になって、世界が自分の肌になって。 年を取るとそれがだんだん薄くなっていく。 じゃあ何なの? 初めてのことがどんどんと減っていって、 あるのは1回目の模造品みたいな感情・・・。 模造品で囲まれて、新しく発見をしない世界を 日常って呼ぶの? 1回目のキス、ハグ、夜。 もう来ないもの。 人が変わってもやることは変わらないもの。 分かるということと知るということで身体が閉じて固まっていく。 どこかで知っている記憶の中にある夜とあまり変わらない夜にいるような夜のことを思う夜。 人が変わってもやることは変わらないもの。 鮮烈は去る。 摩耗した感情。 豊かさを引き出す宝の船を水に沈める期待。 ここは海。 最初の感情が最上ならあとは全てが劣化していく世界だとしても。 私は感じることを信じる。 体中を目にして。 閉じた体を開いて。 鮮烈に機微の中で意味を。 何も知らない身体の言葉 知ってしまった身体の言葉。 コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2021
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