優しくしたい 優しく優しく優しくしたい 優しく優しく優しくする。 優しくしてどこまでも優しくして 溶けて自分は影の中 影の中で誰かと一緒にヒソヒソコソコソ。 ココでずっと誰かと一緒。 優しく優しく優しくしたい 優しく優しく優しく優しく優しく優しく優しくするね。 (謎夜 7153夜目より抜粋) 葉をかざす。 光が灯る。 葉をかざす。 光が灯る。 真っ暗な夜の光で葉を灯す。 いつまでたっても明るくならない。 けど葉をかざす。 光を灯す。 周りには葉がいっぱい。 光がいっぱい。少しだけ前に進む。 また葉をかざす。 光を灯す。 この夜が灯した葉っぱで光がいっぱい 誰かのための光がいっぱい 明るくなるかな。うまくいくといいな。 (謎夜8446夜目より抜粋) 山の稜線を記録する。 夜にある山の稜線を記録する。 私を隠して。夜を隠して。 山の稜線を記録して。 私は山のことを知って山が捨てたタカラモノを取りに行く。 (謎夜1219夜目より抜粋) 木に色を塗り 乾かして 葉に色を塗り 木に押し付ける 押された葉っぱは鍵になり 押された葉っぱは地図になる。 遺跡の扉 私が命じ私が封じた何かを入れた。 私は扉を持ち歩く。鍵と地図を持ち歩く。 私は遺跡。 今から遺跡。 (謎夜 7874夜目より抜粋) みどりの火を灯すにはみどりが必要だ。 葉脈がぷくぷくしているみどりであればなお良い。 気に入った形のみどりを見つけたら光のある場所で目の高さで、地面と水平に葉柄の部分を持ち、それを徐々に垂直にすると、みどりの火が灯るのだ。 みどりの火は上空から地上を撮った写真のよう印象を与える。人によっては無機質に見え、人によっては柔らかく見える。 遺跡のようにも、何かの力学に基づいて計算された構造物のようにも見える。 水の匂いのするみどりの火を 私は次々と灯し続けた。 (謎夜 4828夜目より抜粋) 昨日の練習をしている 昨日できなかったことをする練習ではなく。 昨日を同じように変わらないように今日を昨日にする練習をしている 昨日と同じ気持ち昨日と同じ身体昨日と同じ名前昨日と同じ声 この夜はここにいて今は昨日の明後日で。 明日も昨日の練習をする。 昨日の練習をした今日の練習をする。 はにかむ。 (謎夜 4558夜目より抜粋) 昼のラッパが夜のラッパをつれてくる。
夜のラッパが昼のラッパを誘い出す 地中に向けて、頭に向けて 昼のラッパは夜のラッパに足りない音を 夜のラッパは昼のラッパに捧げる音を ぺぷぴ ぴうぺう ぺるるん ぽぅ (謎夜 5121夜目より抜粋) じっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてじっとみてどこまで何が動いてたか。 じっとみてじっとみてじっとみてじっとみて、私はここから動いたか。 (謎夜 719夜目より抜粋) |
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1月 2021
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