言うな 言われる 言われると 言う 砂の嵐だ 瑞が来る 見るな 見られる 見られると 見る 大きな虹だ 瑞が来る (謎夜 3202夜目より抜粋) 謎夜 二つの折り目 両腕に海がなつくので肩を回して歌います。 ビスケットを星にしていたら祈りが踊りだしました。 水晶の鳥は瞬く間に満月に 鏡の獣は優しい風に 笑う 笑う ぽりぽりと 笑う折り目がついた夜 (謎夜 2398夜目より抜粋) 岐路に立つ 些細な涙 道しるべ 私の未知はこちら側 私の背中を見守る私 私の背中を押す私 二つ重ねて 影が 私を すり抜ける 違うどこかに行く私 迷う私と進む私 私が身体を身体を空にする また岐路に立つ (謎夜 1972夜目より抜粋) 大きな夜に月入れて 手に持ち上からかき混ぜる しゃっしゃっしゃっ しゃっしゃっしゃっ しゃかしゃかしゃかしゃか しゃかしゃかしゃかしゃっ 混ぜても月は壊れない のの字を描いて泡を落ち着け 飲んでも月は壊れない 最後の一口飲んだって月は口には入らない しゃっしゃっしゃっ しゃっしゃっしゃっ しゃかしゃかしゃかしゃか しゃかしゃかしゃかしゃっ (謎夜 4830夜目より抜粋) 丸くかこって どこかの夜を かこった丸の真ん中に 何かが出てきて礼をする とことこそこに集まって はじけて飛んだら別の夜 それまで次々あつまって何かが出てきて礼をする。 (謎夜 2178夜目より抜粋) 私は身体を内緒にしている。 あの道に隠した。 あの橋に隠した。 あの街に隠した。 あの声に隠した。 あの星が照らした。 1つだけあなたに渡した。 (謎夜 8315夜目より抜粋) |
詩描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。 アーカイブ
1月 2021
カテゴリ |