森にお前を閉じ込める 森にお前を閉じ込める お前はするりと私をかわし、 後ろに逃げていくがいい。 足に私を絡ませながら 笑って遊んでいくといい 怖いでしょ? 私は優しいんです。 大丈夫。楽しく遊んでいくといい。 (謎夜 160夜目より抜粋) 順番にカタをつけていく。 私は私のことを知らない 私が私になった頃のこと。 これから私になる私のこと。 私は私のそばにいる 夜でも影は離れない (謎夜 2663夜目より抜粋) 夏の端
梅雨が終わり、夏になると 冬に見たときはこれなんの木だろう とも思わなかった木に キウイフルーツが成っていた。 秘密にしてたことを発表するみたいにたくさん成っていて、まだ小さい実は、 こっち見ないでねって 照れて言ってるみたいだった。 キアゲハが用水路の上の電線の高さ付近で 交尾をはじめた。 最初はふわふわと不規則な軌道を描き そのあと高く高く空の方にまっすぐのぼっていき、 そのまま交尾をしながら重力がなくなったみたいにすーっと急降下して軌跡だけ残して 視界から消えた。 探しても見当たらない夏の始まり。 |
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1月 2021
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