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その時の話し​

僕とパンツとトンプソン・再演終了

8/27/2018

 

僕とパンツとトンプソン終わりました。


寂しい。寂しいなぁ。




何かを始めると、終わっちゃうのが、始めることの良くないところだよな。



終わらなきゃいい。



もちろん正確には今回経験したことすべてが僕の中では息づいてて全く終わらず、
僕のものになってるんだけど。あのときのあの瞬間がそのままの形で
抱えられるわけではなく日々移ろっていくものなので、



やっぱり終わっちゃったら寂しい。



今回は人生初の再演でたくさんチャレンジしました。
ゼロから演技や見栄えを組み立てなくていいので、
外側のパッケージを頑張ったんですがそれでもまだまだ至らないことばかりで笑えます。
精進します。ペコリ。



それでもここが僕の現在地。愛すべき僕の場所。


この作品は絶対に自分の現在地から逃げられない作品です。



だから、即興の要素を許容するつくりにしました。




今回再演に当たって一番意識したのは「嘘をつかないこと」です。
どんなにふざけてるシーンでも嘘をつかない。
物語のピークで感極まってた方がいいいいシーンでも「感極まってた方がいいから感極まる」
って方向にもっていかない。自分が感じたものを強く膨らます。
感極まりそうなシーンですごく冷静でもいい。



初演は、自分たちの現在地がそこだったから嘘の入る余地がありませんでした。
あまり。



でも再演をすると10か月前の自分たちとは違うので、初演の現在地からずれてるんです。



その現在地をそのままみせつつ
「あれ?あそこで感動したのに、森君と久世の言葉の言い方全然違うからあっさりして感動しない」
ってところはきちんとそのまま隠さず出して、
今の現在地を出して、それを楽しんでもらう。


なので、セリフも森君にぎりぎりまで「言いにくいセリフ、気持ちがわからないセリフはだめだしなくても聞いてきてね」って
言いました。一つでも多くの最後まで嘘をなくしたかったから。




そして、80分かけて僕たちにしか行けない場所に行きました。
完売満員御礼のお客様の前で、



「今は二人だけだからここで言っておくね。またやりたいなと思ってるし森君の踊り好きだよ」
みたいなセリフが25の昼公演に出てきました。
普段でもいえるけど、普段だとあそこまで言えない。
同じ言葉でも含まれる意味と空気の数が違う。
お客さんにみてもらいながら80分かけた舞台上でしか言えない言葉でした。。



あそこでは二人きりでした。もちろん、お客様は見守ってくださっているけど、
見守ってくれていないと絶対にあそこにはいけないけど。

でも、舞台上は10センチくらい時空がずれていて、二人だけな感じがしたんです。
またあそこに行きたいなぁ。ヒリヒリしたいなぁ。
それを見ててほしいなぁ。



そんなこんなで長い間お騒がせした僕とパンツとトンプソンが終わりました。
ご来場いただきまことにありがとうございました。そして、久世に巻き込まれてくれた
全ての方々。ありがとうございました。そうあなたです!

最後にオープニングの映像と途中で使った映像を貼っておきます。
オープニングは森君がつくりました。
途中の映像はデザインの辻統太がつくりました。森君もだけど。
辻君はデザインだけじゃなくてこんなアニメーションまで作るなんてびびるわ。
​

僕とパンツとトンプソンとクラウドファンディングについて

8/5/2018

 
画像
暑いです。暑いです最高です。
 
  

熱中症になってもいいから一番暑い時間にランニングしたいな。毎年そうやって、身体にその年の暑さ刻みこんでます。
 
 
身体を甘やかしすぎるのもダメなので。
 「絶対すぐ死ぬのが人間やで」と身体に伝えないと、僕はすぐ甘えたり、さぼったりしてしまうw
 
 
 
でも、今年はそれが出来ない。
本番が重なっているので誰かに迷惑かけられないのです!
そして、今年の私は、大好きな海をとてもとても我慢して
までお芝居の本番をこの時期に入れました!
 いつにもまして身体に今年の夏を刻み込むため!

 
だからそこに向かって一直線です。
 
 
 
公演まであと18日。
 
 
今回は始まる前から自分にとって初めて尽くしの公演です。
 
 

改めてご紹介を。
 
 

僕とパンツとトンプソン!という公演を、
SOOO dramatic!という劇場で、
http://sooo-dramatic.com/

8月24日(金)19:30 
8月25日(土)13:00 17:00
前売り3500円 当日4000円
 
 
こんな日程でやります。
夏の終わりに夏を凝縮させておはなしをやります。
来てください!もう24日はだいぶ少ないです!
 


そして、今日は「僕とパンツとトンプソン」、クラウドファンディングの話をさせてください。
この作品、クラウドファンディングを行っています。
こちら
https://motion-gallery.net/projects/mepants-and-thompson
 
 
 

公演までは18日。
クラウドの残りの日数が、17日。公演前日に終わります!
 
 
 
 https://youtu.be/yR9seB33Zo4

​
クラウドファンディングを始めた理由はたくさんあるのですが、一番は「応援してくれる人がいるならば予算の関係で出来ないと思ってた面白いことをやりたい」

 
ということと
 
 
「舞台を観て終わりじゃつまらない」というところに尽きます。



この2年、本当にうれしいことに、WEBの番組に毎週出演するようになって、「僕を知っている人」が少し増えました。
日本中に増えました。ありがたいことです、
今まででは考えられないことです。

 


その中で「舞台いきたかった!」という声や「なんで東京だけなんだ」、「応援しています」という人の声も少なからず届くようになりました。
 


だったら、応援してもらえるような場所を作りたいと思いました。でもただ応援して頂くんじゃつまらないなと。

 
 
どうせなら緩やかで規則のない変なコミュニティがつくれないかなと思いました。 
 
 


今回のクラウドファンディングはその第一歩です。
 
 

僕は舞台を作ります。
舞台を作ったら見に来て欲しいと思います。
楽しんでもらいたいし、どういう作品に映ったかそこから何を思ったか話したいです。
 

舞台そのものと、それを見てどう思ったかコミュニケーションをとるところまでが舞台だと思っています。
 
 
作る→観に来てもらう→おしまい
という流れで、いったん作品の鑑賞終了とともにコミュニケーションを終わらせたくないなと最近思うんです。
 
循環、円環の形にしたい。
 
 
それと、僕は、最終的に人自体が作品だと思っているので、僕はずっと終わらない。鑑賞され続けてもw

 
もちろん、作品の感想はその方個人のものです。
コミュニケーションといっても、何か「この作品はこういう作品なんだ!」と見方を強制したり、語ることを強いたりなんて野暮なことはありません。

 
僕の作品を気に入ってくれる人、作品は好きじゃなかったけどテーマにはどこか思うところがある人、観れなかったから映像だけでも見たい人などなど、色んな鑑賞者、そして鑑賞希望者とともに、作品の発表期間外でも、緩やかに時間を重ねたいなと思ったんです。
 

それも、自分のことをもっと知ってもらえて自分にしか出来ないようなカタチで。

 
 
そうすることで、こちらには、皆さんの考えていることなどから刺激を直接受け、より豊かな制作のサイクルが得られます。
 
僕の作品作りに一番大事なものは刺激です。そして、自分にとって一番刺激的なのは対話です。自分とばかり対話しがちなところを緩やかに繋がっている部分があればすごくいい刺激が得られるんじゃないかなと。
 
  
そして、鑑賞者の方はちょっと今までの生活範囲からだと得られない角度からの思考を持ってる人間と緩やかに日々を共有することで、鑑賞者の方もまた今までとちょっと変わった豊かな生活になるんじゃないかなと。

 
 
全体を包括したり、救えたりするようなセーフティネットのような思想はもはやなく、色んな自分の好きな小さいコミュニティにたくさん参加して、狭くても落ち着ける様々なコミュニティの内側で、様々な色の人とその時々そこの色の刺激を受けるスタイルが今に合ってる気がしていまして。




そのため、今回は、詩人の僕にしか、ダンサーの森政博にしかできないリターン(支援いただいたお返し)を用意しました。
 
 
とっつきやすくするために今回はギャグテイストのものが多いですが、この作品を見て、詩とダンスのことをもっと知りたいという人にとっては、言葉の世界の奥行きの深さ、踊りの世界の懐の深さを、公演で感じた以外の部分で公演後にもお届けさせていただきます。
 
 
言葉って、踊りって、こんなことができるんだと思っていただけると思います。
 
 
そんな感じの僕とパンツとトンプソンクラウドファンディングプロジェクト!
 

 
 
色んな人たちと緩やかに繋がっていきたいな。
 
 
激しく毎日志をともにするのではなく、興味のあることをしている人たちと緩やかに自分たちの日常をシェアするような感覚で。
 
 
遠くに住んでて舞台に来れない方も、予定があわない方とも、今後、この公演や久世孝臣という人間を通して、ゆるい膜で包まれた自由なコミュニティが出来ればなと。

 

学びたいときに学べて、ふざけたいときにふざけられるようね。

作品を観て終わりってところから一歩踏み込んだコミュニケーションがこのクラウドファンディングを通して出来たらなと思っています。



 
 

興味を持ってくれている人や社会と公演からスタートして、公演以外でゆっくりとコミュニケーションをとっていけるこれが第一歩。うまく、楽しくできますように。

 
 
クラウドファンディングはこちらから
https://motion-gallery.net/projects/mepants-and-thompson

 
 

公演チケットはこちらから
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b63bc72e386189

​

    久世孝臣

    詩人・演出家。
    過去の作品の記録を書いていきます。

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