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詩

謎夜 今寝ていたのですが、夢を見ました

12/25/2020

 

 
私は歩いています。 笑っています。


今寝ています。 これは夢です。


夢でした。


私は歩いています。 笑っています。


今起きています。 これは夢?


夢ですか?


(謎夜4496夜目より抜粋)


謎夜 いつも見える

12/25/2020

 

どこにでも 白の産地がある 

ここに来たことあるな や いつかここのことを思い出すだろうな 

と思う瞬間 私たちは白の産地の中に居る  

存在するものはみな白の子なのではないかと言われている  

​全ての白は夜に還るとされる。


(謎夜 4305夜目より抜粋)

謎夜 不思議使い

12/24/2020

 


泣きながら 


綿あめを


ひねってねじって植えました

 
右足の関節を外して フィルムを入れました


その時はそれくらいの不思議 

次の時はもう少しの不思議

(謎夜 6502夜目より抜粋)

謎夜 不思議な図形

12/24/2020

 
描くと 夜が見えるという

不思議な図形を知りました

描いて、置くと、その上に、

知らない夜が写るそう。


描いたそれを口に入れ。


身体の中に置きました


私に夜を見せるのは


図形なのかもしれません



(謎夜 3484夜目より抜粋)


謎夜 不思議な坂

12/24/2020

 

のぼったら 頭がお尻になるという


くだったら お尻がお腹になるという


私は遠くからこの坂を見ている

(謎夜 7805夜目より抜粋)


僕はいつか自分でその顔にしたい

12/21/2020

 
美味しいサラダってレタスとかクレソンとかベビーリーフとかなんでもいいけど俺でも知ってる見たことあるあの葉っぱが見たことない顔してそこにいるんよね。
まるで、空気の澄んでる場所で朝露をまとってるみたいな神聖な表情で、凛としてドレッシングまとってんの。あの顔したサラダほんま好き。
適度に冷たくかたばるでもこわばるでもないあの顔。
​あなたの顔は本当はそんな顔なんだ。僕が触る時と違うからそう思います。
本当の顔の時のあなたは私はこんな顔してるんだなということも考えないくらい不思議に自然で、そう、自然がただそこにあって。それを口に運ぶのです。僕が触ってもまだどっかよそ行きの顔や少し楽しそうな顔してるんだよな。自我さえもない朝の風景。みたいなサラダを作りたい。


・生まれてからずっとサラダでした。

・あなたの口に入るまで。

・ここにいる。

・このキラキラつやつやしたものは朝露です。


・あなたの口に入るまで。

​

謎夜 透過性の夜

12/21/2020

 

夜が透けて 下の夜が見えて

夜が透けて 下の夜が見えて


下の夜が見えて 見上げると


上の夜が見えて 夜が透けて


上の夜が見えて 


私も透けて 中の夜が見えて


ここにいて わたしの夜が見えた気がして


(謎夜 5177夜目より抜粋)


謎夜 なないから

12/21/2020

 

なないからきみへ

きみは なつかの なまいから



いつも さぬかの らないとて


つなれ  やばなも はさななて


(謎夜 8068夜目より抜粋)



謎夜 記録する

12/21/2020

 
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詩人の久世孝臣と申します。詩を描いたり朗読したり、音源を発表したりして活動しています。
今年、僕が全ての力を注いで「言葉と音」について考えて考えて磨いて磨いて磨き抜いた大傑作「KIND OF RED」というアルバムを発表しました。
詩の音楽作品です。

​これ、本当に一人でも多くの人に聞いてほしいです。
だって、どこにもないです。こんな音源。どこにもないということは聞くときに「ちょっと考えないといけない」というきことで、それは疲れてるときとかにはちょっと億劫かもしれませんね。
ただ、いろんな仕掛けを用意して、ただ聞くだけでも耳心地の良い良質な作品に仕上がっています。

でもBGMとして家を彩るのにはちょっと向いていません。
曲自体がしっかり聞いていれば考えることを促して来たり、身体を手放して感じることを求めてきたりとなかなか「体験」を強要するからです。
詩を読むではなく聴くのでもなく詩そのものを体験することができるのがこの作品の特徴です。

「赤の世界ってなに?世界のコトワリってなに?ってのが知れる美術館の入場券」という感覚でCDを最初から最後まで通して聞いていただきたい。
わくわくする脳内旅行が始まります。

この世界に生きながらまた同じ状況で生まれ直す。銀河鉄道の夜のような、女神転生のような、身体を手放し同じ世界の同じ場所なのに、神隠しにあったような、初めて目が開いたような、様々な神話の世界を身体で理解したようなそんな感覚で。
渾身の傑作「KIND OF RED」
まだお手元に届いてない方は是非、購入検討ください。お願いします!!!
「結局どんな作品かわからんわい!」って方は全曲流しながらの解説も自分と作曲家でやってみたので、ちょっと見てみてください。

素敵すぎるジャケット表・裏のキービジュアルは日本、台湾・韓国を中心に活躍する作家の小澤香奈子さんの描きおろし。
デザインは僕のほとんどの作品をお願いしてる辻統太
感謝。
全曲解説
https://youtu.be/rGaUpey45bw
コンセプト
https://kuzetakaomi.weebly.com/blog/kind-of-red
購入はここ↓
https://kuzetakaomi.weebly.com/information.html
KIND OF REDアートワーク集
https://note.com/kotobanohitoqz/n/n4e9c1c8e1764
それでは詩をお楽しみください。
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最初に
謎夜という幻想連作短編詩を描いています。
物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、
変わったりする世界。
歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。
その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。
僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。
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謎夜 記録する
静かに足音を立てずに歩いている


いつでも大きなヨルが居る


笑ってつくられた 苔の上で 


月が眠りに落ちるまで


私は夜を抜粋している

(謎夜 408夜目より抜粋)


お礼
ここまで読んで頂いた方どうもありがとうございます。
気に入っていただいた方は是非下記のボタンよりお気軽にサポートお願いいたします。
物凄く励みになります。
アルバムや朗読会、対談など色々とUPしていく予定です。
お楽しみに!
前回の朗読会はこちら↓

或る言葉の記録2 Yoruno Fukurami
https://youtu.be/wMMXmbwzYoc

KIND OF RED 全曲解説
先日演出助手として参加して舞台の映像が販売されます。
物理的にこれ無い方も多かったと思うので、ぜひ、お家で、お芝居体験を!
主宰の熊谷拓明さんは、シルクドュソレイユで2年踊られていたものすごい面白い方です。
いつもこういう公の場では、「本当によくしていただいています」ということにしています。
https://youtu.be/rGaUpey45bw


映像の購入はこちらから。
odokuma.com/nameru-yuka








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謎夜 布いきれ

11/30/2020

 


布いきれのなか 声がする


布が茂った夜の中 走る私は 布のなか 布をかき分けて 


わたしは身体を布に浸して


身体は布にかき分けられて


 布は私をそっと浸して




(謎夜 7191夜目より抜粋)
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    詩

    描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。
    ここの詩は変奏したり描きなおしたりします。そのたびにUPします。
    ​全てが一旦完成であり、下書きです。
    時間とともに同じ詩が移り変わる姿もお見せしたく、詩に読了はないように、詩作に終わりはないと考えています。同じ詩でも時間が流れたら形は変わる。変わらないものもある。と思っています。

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