ぺりりりりりり!ぺりりりりりり!(ぺりかんのベルが鳴る) ぺりりりりりり!ぺりりりりりり!(ぺりかんのベルが鳴る) 夜を咥えるぺりかんは待ちすぎると攫ってしまう。 それで救われるときもペリ、悔しい思いをするときもペリ。 発車の音も警告も少し汚れた夜のお掃除もペリカンは喉を震わせやってしまう。 ぺりぺりぺりぺりぺりぺりぺりぺり!!! (謎夜 5031夜目より抜粋) 見えない世界を触りませ。
みんなと記憶が溜まってる見えない部分の手触り触りませ。 そこは揺れながら行く。 私は揺れている間だけ発生する夜。 揺れている間だけ見ている方と乗っている方に別の夜が現れる。 (謎夜 3712夜目より抜粋) 今日の月はもやがかかってる 月の辺りとその周りの空気を一枚ぺりっと剥がして(他のところは傷つけないように丁寧に) それをグラタン皿の一番下に敷いて、皿からはみ出した部分は丁寧に切り取って、その上にベシャメルソースのグラタンを作る。グラタンと皿の底に月と夜が焼き付くまで焼いて、それを食べる。 食べたいからではなく食べた後皿に染み付いた月からこの夜を始めるために。 (謎夜 18夜目より抜粋) 色全部混ざっても汚くならず一色一色がちゃんとずっと成立してる色の渦の中色にまみれたあなた抱く。 震えが止まらないほど綺麗な色と綺麗な色の中のあなた。 私も色、あなたも色、交ざらない。ただ、溶ける。 (謎夜 514夜目より抜粋) 見えるか見えないギリギリのところに色100個浮かべてせめぎあって、気づいてないふりしたり我慢できなくなってちょい見上げて色だ!!ってなったりするのを夢想して楽しい。
いま藤棚のような形で全ての色が視界に入らないギリギリのところで配置されている。根は一本の木の幹から100個色。 もしくは根の無い色の浮遊。 (謎夜 4352夜目夜抜粋) 太陽が死んだ
水が揺れる 鳥が混ざって時間は溶けた 月が転んだ 色は叫んだ 魚が飛んで虫は笑った 太陽が生まれた 川は歩いた。 文字はふざけて意味は消えたんだ 月が歌う 南は消えた 森は離れた 土が歩く 手は繋がって火は話し出す 新しい身体新しい風新しい私 いままでどおり新しい私 |
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1月 2021
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