今日からちょこちょこ、9月に加賀谷香さんとdance show case in dbb vol.9に出演するために描きおろした詩をUPしていきます。
まずはボツにした奴から。 ボツシリーズ① 「水星逆行」 ボツ理由→詩のイメージが強すぎて全体のバランスから外した。 水星逆行 野菜を切ったときの形とか。拾った石の形とか、コーヒーに入れたミルクの渦とか。影の色の濃さとか、花の揺れ方とか。 今日は同じ数字をやけに見るなとか同じ言葉をやけに見るなとかたまたま開いたページから。 誰かが着ているTシャツから、どこかから流れる音楽から、通りすがりの人の会話から。 理由はなく。偶然ではなく。 内在する世界の形が可視化されている感覚がいつもあって。 全部が何かのメッセージだと思えるし 全部が何かのメッセージにしか思えない。 基本的に自分の言葉はそこから始めることにしている。 自分の意思だけど自分で見つけたわけではない、内在しているけれど、外側に点在している確信に満ちた感覚が流れたときに見つかった言葉。 水星逆行の話を聞いたのはその日のことだった。 普段だったら聞き流してしまうようなタイミングで、 その言葉が湧いて降ってきた。 天体の逆行。 ものは同じ速度で同じ方向に走っていれば、止まっているように見える。 でもこちらのほうが早ければ、相手が後ろに下がっていくようにみえる。 地球も、他の惑星も、同じ方向に太陽の周りを回ってて、スピードが違うから、それでたまに逆行しているように見える時期がある。 水星が逆行すると、過去との距離が強くなるらしい。 だから、強く考えてみる。過去のことを。少し前のこと。 もっと前のこと。身体に流れている自分が生まれる前のこと。 きっとまた。過去が少し変わるだろう。 例えば前からくるだろう。 同じくらい。 自分の言葉が変わるだろう。例えば早くなるだろう。 いつか過去になる明日のことも考える。 きっとまた、私は過去になるだろう。 同じくらい、私は明日になるだろう。 自分の意味が変わるだろう。例え言葉を忘れても。 コメントの受け付けは終了しました。
|
詩描いた詩を載せていきます。過去のものも載せていきます。 アーカイブ
1月 2021
カテゴリ |