夜に居た。 しばらく歩く それから飛ぶ。 雫になる。星を取る。川になる。風に流す。 色々と回る。 ボソッと言う なんだまた夜か。 言った自分に驚く。 言っちゃった! もう一回言ってみる。 なんだまた夜か 少し大きな声で言ってみる なんだまた夜か。 笑えてくる。 走る 夜の校庭みたいなところになる。 真ん中で 叫ぶ なんだ!また夜か! 周り見る びくびくする 誰かに叱られる 夜の人来る! 笑いが止まらない 逃げる 怒られるー!! びくびくする 笑いが止まらない (笑い声がした) 遠くで明かりがついた。 明かりは近づいてくる。人じゃなさそう。 明かりだけがすーっと7mの高さのところを何にもぶれずに移動してくるから。 怒られる!!夜の人だ!! 夜の人来る! 怖い。 行って!行って! 逃げる 怒られるのいやーー! 笑いが... なんだまた夜かー!! なんだなんだなんだなんだー!また夜かー!! 夜中に告げる 月にも。 怒られる!逃げる! 地面が笑う。 私は、しっ!ってした。 怒られるのヤ! 影が私を覆う。 振り向く。 みんな居た。 みんなみんな居た。鉄球も月もブナも夜通しも鉄道模型もウィンナーもマックライルカも空稲も時間も詩も眠りも。 みんな楽しそうに笑いこらえて笑ってる 他の夜でこんな顔してない。 言って良かったんだね。 みんな、しっ!ってしてきた。 おこられるのヤ!された。 みんなで逃げる みんなで言う。 なんだまた夜か!なんだまた夜かー! 遠くに三本足の夜も居た。 顔までみえないけど。 あっち行く感じじゃない。 なんだまったよっるかー! 夜、みんなで全部でなんだまた夜かする。 なのにみんな夜なんだよ! こんな夜。 (謎夜 9100夜目より抜粋) コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2021
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