夢の中であなたは鮫だったね 空を泳いでいる鮫だった。 背びれを立てて空を泳いでいたね。 海で見ると怖いのに 空で見ると怖くなかった 背びれの両側にかわいい花が描いてあったね。 怖くなかった。 夢の中であなたは鮫だったね 大きな口を開けていたけど 笑っていたね 雲を食べていた 変わらないもの 返せないもの 分からないこと 夢の中でもたくさんあるのに あなたはそれを知ったうえで力いっぱいあなたでした。 こちらでもあなたはあなたです 夢の中であなたは鮫だったね 僕を食べてくれたね 食べられることってあんなに気持ちいんだね そこでは死なんてものはなくて たくさん丸い気持ちがあって 食べられるとたくさん丸い気持ちになって あなたも僕も楽しかったね。 物は言いよう 物は言いよう あなたはすぐそういうけど 僕には言えた言葉が世界を創ると思うんだ 私も空を泳いでる コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2021
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